01 構造補強 | 02 屋根瓦の葺き替え | 03 大廣間西床の復原 | 04 壁紙の張り替え | 05 ハードル
雨漏りしていた屋根を修理するため、大廣間を覆う素屋根をかけ、瓦→土→竹でおさえた杉皮→野地板を順に撤去しました。雨で腐朽した木材を修理した後、野地板→フェルトにアスファルトをしみこませたルーフィング→横桟にひっかけて留める桟瓦に替えました。
次の100年のため、明治期に柳川近辺で作られた旧瓦を、日本三大瓦の「三州瓦」(愛知県)に替え、これまでの「土葺き」を「空葺き」としました。良質な粘土を高温で焼き締めた瓦を空葺きすることで耐久性が増し、あわせて軽量化したため耐震性も向上しました。
土葺き
空葺き
立花家の家紋「祇園守紋」があらわされた鬼瓦は、旧瓦と寸分たがわぬよう、焼成後の収縮率も計算されて、手彫りでつくられました。
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