柳川藩主立花邸 御花 | 福岡県柳川市

修復工事の記録

ずっと変わらないために、生まれ変わりました。

01 構造補強 | 02 屋根瓦の葺き替え | 03 大廣間西床の復原 | 04 壁紙の張り替え | 05 ハードル

05 ハードル

国指定名勝「立花氏庭園」だからこその、ハードルの数々がありました。

「大廣間」は、順次建てられた新築時とは異なり、北は「西洋館」、東は「御居間」、南は「松濤園」と密接しています。さらに、柳川藩主立花邸御花の営業が平常どおり続くなか、限られたスペースにて、文化財を傷つけずに工事作業をすすめるために、いろいろな工夫がこらされました。

素屋根
素屋根

明るくて、通気性があって、かさばらない素屋根 見学ステージのオプション有

クレーン車が活躍
クレーン車が活躍
クレーン車が活躍

最大50メートルをこえるアームのクレーン車が活躍

基礎
基礎

台風襲来

文化財として大切なのは建物だけではありません。
植物も名勝に欠かせない構成要素です。
松の仮移植
松の仮移植
松の仮移植
松の仮移植

素屋根足場にかかるマツは、2016年2月に根回しをした上で、2017年2月に仮移植しました。工事後は、元の場所に戻さなくてはなりません。

足場
足場

中庭のソテツは、工事作業スペースのため、足場に覆われることになりましたが、日照と雨水を確保できるよう配慮しました。

01 構造補強 | 02 屋根瓦の葺き替え | 03 大廣間西床の復原 | 04 壁紙の張り替え | 05 ハードル